アミメハギ

アミメハギ(綱目剥)はカワハギの仲間で、房総半島から九州、
朝鮮半島などに分布しているが、体は小さく、全長は10cmにも満たない小型種である。
体は強く側扁し、体色は茶色や褐色、黄褐色、灰緑色などで、小さな白斑が体中に散らばっている。
これが網目模様に見えることから、名前が付けられているが、
アミメハギは環境や生息域によって体色が変化し、ほとんど白斑が見られないようなものもいる。
第一背びれは、普通は1本の太くて短い棘になっているが、希に2本のものもいる。
腹びれにも1本の棘があるが、この棘はカワハギのように動かすことは出来ない。
また、成魚の雄には、尾柄の側面に多くの小さな棘がある。
沿岸や内湾、岸辺などの浅い岩礁域の藻場などに生息し、幼魚は流れ藻などにつく習性がある。
泳ぎはのんびりとした感じだが、ゴカイやイソメ類のほか、小型の甲殻類などを巧みに食べる。
夜になると、海草に口を付けて、ぶら下がるようにして眠る習性がある。
産卵期は6月から9月頃で、日の出前後の早朝に産卵活動が行われる。
この時、産卵場所を探す一匹の雌のあとに、何匹かの雄が追いかけて一列に続いていく。
卵は海草に産みつけられ、孵化するまでは雌が保護する習性がある。
酸素を含んだ新鮮な水を、鰓や口で送ったりするほか、大きな魚が近づいて来たときなどは、これを追い払う為に向かっていく。

卵は1~3日程で孵化し、全長は2mm程度。
仔魚は30日ほど浮遊生活をおくった後、藻場などに移っていく。

アミメハギ

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