クロダイ

エビやカニから海藻、またスイカや果物なども食べる雑食性。
産卵期は春から夏。産卵後小さな時期は総てが雄(オス)。
15センチから25センチくらいには両性型。満2年まではオスとして機能する。
3年目からは雌雄が分かれ、それぞれ成熟し産卵活動をする。また大きくなると多くがメスに分化する。
クロダイの仲間はもっとも内湾を好むもので、ときに川を登ることもある。
それで各地で「川鯛(かわだい)などとも呼ばれている。関東では成長に伴って呼び名が代わる出世魚でもある。
「チヌ」と呼ぶ地域が多く。出雲風土記に「鎮仁(ちに)」、和名抄に「知沼」。
本種は市場への入荷も多く、ときに畜養(養殖)すらされている。近年の入荷量の多さは値段の下落をもたらしている。
釣りの対象魚の代表的なもののひとつで、明治の頃の東京湾隅田川河口での本種を釣る様子は幸田露伴の短編にも描かれる。
関西では「ちぬ」というが、大阪湾を古くは茅渟(ちぬ)の海といったというその「茅渟の魚」ということだろうか?
湾内や河口に多いのだけれどときにまったくの淡水域にも登る。
そのため築地など市場では冷蔵庫のない時代には真水で活かせる魚と言うので重宝したという。

クロダイ

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