ヒメジ

ヒメジ(比売知)は、スズキ目ヒメジ科に分類される海水魚の一種。
東アジア沿岸の浅い海に生息する海水魚で、日本では食用に漁獲される。
成魚は全長20cmほど。体は前後に細長く、側扁する。体は淡赤色だが、濃色の横帯や斑が出ることもある。
特に休息時や夜は昼間と色彩が異なる。尾鰭の上半分に2-4本の赤帯があり、二つの背鰭にも3-4本の赤い縦帯がある。
下顎の下面には黄色の「あごひげ」が2本ある。
口には細かい歯があるが、顎だけでなく前鋤骨と口蓋骨にもある。
日本・朝鮮半島・台湾にかけての暖海域に分布し、水深数m-100mほどの、礫や貝殻が混じった砂底に生息する。
海底からはほとんど離れず、あごひげで砂底を探りながら泳ぐ。
このあごひげは感覚器になっていて、砂の中に潜む小動物を探し当てることができる。
主に端脚類、エビなどの小型甲殻類を捕食する。
産卵期は夏で、全長数cmほどの稚魚は夏から秋にかけて海水浴場に出現することもある。冬は深場に移る。
市場にはあまり流通しないが、日本産ヒメジ類ではまとまった漁獲がある唯一の種類である。
主に底引き網で漁獲されるが、シロギスやマハゼなどを狙った沿岸の釣りで漁獲されることもある。
身は脂肪の少ない白身で、旬は冬とされている。唐揚げ・南蛮漬け、塩焼き、煮付けなどで食べられる。
また、高級な魚肉練り製品の原料としても用いられる。
フランス料理ではルージェと呼ばれ、魚料理の代表的な食材とされる。

ヒメジ

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