コナラ

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布する。
日本では雑木林に多く見られる。葉は長楕円型で縁にとがった部分がある。

花は4 – 5月、若葉が広がる時に咲き、秋に実(ドングリ)が熟す。樹皮は灰色で、縦に裂け目ができる。
落葉樹だが、秋に葉が枯れた時点では葉柄の付け根に離層が形成されないため葉が落ちず、
いつまでも茶色の樹冠をみせる。
春に新葉が展開するころに枯れた葉の基部の組織で離層が形成され、落葉が起きる。
材は木炭の原料や、シイタケの原木に使われる。
多くの菌類と菌根を作るため、コナラ林には多くの菌根性のきのこが出現する。
関東以西ではクヌギと並んで人里の薪炭林に植栽され、重要な燃料源であったが、
1960年頃以降、燃料の需要の主力が木材から化石燃料へと変化したことで、薪炭林としての位置づけは失われた。
また、かつて東北地方の山村では、コナラのドングリはミズナラのドングリと並んで重要な食料であった。
岩手県などの山村周囲の森林には大量のドングリを実らせるコナラやミズナラの巨木が数多く
自生しており食用としての需要をよくまかなっていたが、大正期以降、このコナラやミズナラの森林は、
東京近郊への燃料供給基地と位置付けられて伐採を受けた。
この変化は山村に現金収入をもたらしたが、
往古のコナラやミズナラの巨木が生い茂った森林は失われ、今日の東北地方の山林では、
かつての山村人口を養ったほどのドングリの生産力は見込めない。

コナラ

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