タガメ

タガメ(田鼈、水爬虫)は、カメムシ目・コオイムシ科に分類される昆虫の一種。
日本最大の水生昆虫で、日本最大のカメムシ(半翅目)。
背中に高野聖が笈(おい)を負ったような斑点があるので「高野聖」とも呼ばれ、
食用に用いる地方もあったが、現在は絶滅が心配される昆虫となっている。
成虫の体長は50-65mm。雌の方が大型で、雄の60mm以上に達するものは稀である。
体色は暗褐色で、若い個体には黄色と黒の縞模様がある。
コオイムシに似るが、
本種の方が遙かに大型であり、尻の呼吸管があることで識別できる前肢は強大な鎌状で、
獲物を捕獲するための鋭い爪も備わっている。中・後肢は扁平で、遊泳のために使われる。
肉食性で、魚やカエル、他の水生昆虫などを捕食する。
時にはヘビやカメ等の爬虫類やネズミ等の小型哺乳類をも捕食する。
鎌状の前脚で捕獲し、針状の口吻を突き刺して消化液を送り込み、消化液で溶けた液状の肉を吸う
(「獲物の血を吸う」と表記した図鑑や文献もあるが、体外消化によって肉を食べているのであり、
血を吸っているわけではない。タガメに食べられた生物は、骨と皮膚のみが残る)。
自分より大きな獲物を捕らえることが多い。
その獰猛さから「水中のギャング」とも呼ばれ、かつて個体数が多かった時には、
養魚池のキンギョやメダカ等を食い荒らす害虫指定もされていた。

タガメ

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