いわき市の公益財団法人ふくしま海洋科学館が今年7月、同法人が運営するアクアマリンふくしまの本館北側にオープンする
「わくわく里山・縄文の里」の安全祈願祭と起工式は20日、同市小名浜の現地で行われた。
アクアマリン職員や工事業者、行政機関関係者ら約50人が出席した。

祈願祭は小名浜諏訪神社の篠塚泉禰宜(ねぎ)が神事を行い、安部義孝アクアマリンふくしま館長、
施工を行う福浜大一建設(本社・いわき市)の佐藤毅社長らがくわ入れをして工事の無事を祈った。
続いて行われた起工式では、安部館長と佐藤社長、
新妻英正いわき市商工観光部長があいさつし、出席者が本格着工を祝った。
式典終了後、安部館長は「観覧、体験することで、自然環境のあるべき姿を振り返るきっかけとなる施設にしたい」と抱負を語った。
縄文の里は海・山・川の循環や自然環境保全を伝えることなどを目的とした施設で、総工費は約7億円。
昨年完成した「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」を含む約2ヘクタールの敷地に、
渓流を再現した水辺や洞窟に見立てた約200メートルのトンネルなどの設置を予定している。

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