ハダカカメガイは学名の「Clione limacina」からクリオネと呼ばれることが多く、
羽ばたくように泳ぐ姿がかわいらしく子どもから大人まで人気があります。
写真では大きく見えますが、実際は1~3cmほどの大きさです。
 
クリオネが北海道の知床の海に現れるのは、ちょうど流氷が接岸する2月です。
クリオネの潜水採集は、北海道庁や地元漁業協同組合の特別採捕許可を得て、2月24,25日に行いました。
一般の方は船や岸壁から網を使ってクリオネ採集をするようです。
しかし当館では、水族館で一年以上元気に生きてもらうために、
体を傷つけないペットボトルに一個体ずつ吸い込む方法で採集します。
今回は、普段、同時に採集することが難しいクリオネの
エサとなるミジンウキマイマイも200個体以上採集することができました。
ですが、水温0~1℃で飼育すれば、エサを食べなくても一年以上飼育することができます。
アクアマリンふくしまでは、クリオネの通年展示を行っていますが、やはり一番展示が充実しているのはこの時期!
ぜひ、見に来て下さい。

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