いわき市小名浜のアクアマリンふくしまは11日、
インドネシアの北スラウェシ州ロラック近くの海域で
シーラカンスの成魚2個体の撮影に成功したと発表した。

同海域での発見は世界初とみられる。
 
インドネシア科学院とサムラトランギ大の協力で調査し、
現地時間の5月27、28の両日に発見した。
発見した水深は117~147メートルで、体長はいずれも1メートル以上。
雌雄は不明だった。
 
これまでアクアマリンふくしまが発見した水深より浅い。
発見海域も離れているため、未解明部分が多いシーラカンスの実態を把握する上で注目される。

安部義孝アクアマリン館長(74)は
「従来は分布範囲の調査が中心だったが、
移動形態など行動を本格調査する段階に入った」と語った。

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