いわき市小名浜のアクアマリンふくしまが整備した「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」の竣工(しゅんこう)式は22日、同館で行われ、完成を祝った。 
約100人が出席。クウェート、日本両国の国歌斉唱の後、佐藤雄平知事、クウェートのアブドゥルラーマン・アルオテイビ駐日大使、安部義孝館長があいさつした。クウェート科学研究所のナジ・アルムタイリ所長、吉野正芳衆院議員(比例中国、いわき市在住)、清水敏男市長らが祝辞を述べた。佐藤知事らがテープカットし、一般公開された。 
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庭園はクウェートから復興支援金として寄付された300万ドルで造られた。同館駐車場から入館するまで敷地面積は約8400平方メートル。砂漠のオアシスをイメージした池と堀がある。 
温室にはクウェートの植物が展示され、砂漠に生息する動物のフェネックが飼育されている。支援に対する感謝の意を込め、鮫川石で造った記念碑があり、アラビア語で平和を意味する「サラーム」の文字が刻まれた。 
式後、レセプションが開かれ、両国の出席者が懇親を深めた。