アジアアロワナはアロワナ科に属する淡水魚である。
東南アジア原産で、湿地や沼地を抜ける流れの穏やかな川(ブラックウォーター)に生息する。
成魚は魚食性で、若魚は昆虫などを主に食べる 。
アジアアロワナは観賞魚として人気であり、特に中国文化の影響が見られる地域では文化的に重要である。
その理由は、本種が中国の神話に登場する生物である竜に似ていることと、
中国において縁起が良いとされる配色(金や赤)をしていることであり、それにちなみ龍魚という呼称で愛好されている。
アロワナ科の他種と同様に、アジアアロワナは淡水には順応してきたものの、海水中で生きることは出来ない。
それゆえに、東南アジアの島々に散らばる本種の分布は、本種が、
大陸移動が完全に終わる以前に同科の他種と分岐したことを示唆している。
遺伝子の研究によりこの仮説は立証され、アジアアロワナの祖先は、
オーストラリアのノーザンバラムンディの祖先から約1億4,000万年(白亜紀の初期)に分化したことが分かっている。
この分化は、ゴンドワナ大陸の東岸で起こり、本種はやがてインド亜大陸 や他の島に運ばれて、
現在のアジア地域に生息するようになった。
同属他種との形態上の類似は、最近まで、この古代魚には、ほとんど進化が起こらなかったことを示している。
アジアアロワナは成長すると90cmほどになる。
同属他種と同じように、長い胴体に、大きく伸長した胸びれ、
体の後方に位置する背びれと尻びれ、南アメリカに住むアロワナに比べてかなり大きな尾びれを持っている。
口は斜めに大きく裂けていて、下顎の先端には二本のヒゲがある。
アジアアロワナは、顎骨や口蓋骨、舌骨など、口の中の多くの骨に歯がついている。
本種の鱗は大きく、円鱗で、光沢をもったり、モザイク状や、波状の模様をもつ物もある側面の鱗は水平列に並んでいる。
本種は体長90cmにまで成長するため、飼育するためには大きな水槽が必要である。
また、縄張り意識が強いため、本種同士や他の同属種との混泳にはより大きな水槽で、注意しながら行う必要がある。
他のアロワナと同じように、飛び出し防止のための頑丈な蓋が必要である。
水は、きれいな軟水で、弱酸性、24-30℃に保つのが良い。
アジアアロワナは肉食魚であるため、昆虫、小魚など栄養価の高い動物質の餌を好んで食す。
一般的には生き餌や、加工された動物質の製品がよく薦められる。
生き餌には、ムカデ、ミールワーム、コオロギ、エビ(ヌマエビ等)、金魚(小赤)、メダカ、アカヒレ等がよく用いられる。
加工製品には、生き餌を冷凍したものや、牛肉等のブロック、人工飼料等がある。
なお、水面の近くにある餌を好み、底まで沈んだ餌は嫌う傾向があるので注意する。

アジアアロワナ

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