カレイ

平たい体をしており、目が体の右側の面に2つともある特徴的な形態をしている。
北極海、太平洋、インド洋、大西洋の沿岸の浅い海から水深 1000 m の深海までに生息する海水魚。
世界で100種ほどが知られる。汽水に生息する種もいる。日本近海で獲れるものでは、
マガレイ、マコガレイ、ババガレイ(ナメタガレイ)、ホシガレイ、メイタガレイ、アカガレイ、
イシガレイ、オヒョウなど数十種が含まれる。
砂や泥の海底に生息する。体は平たく、両目は、ヌマガレイなどの一部の例外を除き、
原則として体の右側の面に集まっている。
ヒラメ類では、目は体の左側側面に集まる。両目のある側を上にして海底に横向きになり、砂や泥に潜るなどして潜む。
体の目のある側は黒褐色~褐色。特有の斑点を持つものもある。
この体色は体表にたくさん散らばっている色素細胞である黒色素胞(メラノフォア)の
大きさを変えることにより、周囲の環境に合わせて変えることができ、保護色となる。両目のない側は白色。
背ビレと尻ビレが長く、背ビレは頭部からはじまり尾ビレの根元まで、
尻ビレは、頭部のそばにある小さな腹ビレから尾ビレの根元まで続く。
主に肉食性で、小魚や海底の無脊椎動物を食べるが、同じような容姿で
フィッシュイーターであるヒラメとは異なり捕食行動はやや大雑把である。
そのため、ヒラメ釣りでは生き餌の小魚や俊敏な動きのルアーを用いるのに対し、
カレイ釣りではゴカイ・イソメのほか鈍重な動きのワームを用いる。
幼生は目が普通の魚と同様に左右に分かれて付いており、体も平たくない。
成長とともに変態し、目がだんだんと右側に移動していき、体が平たくなり、また浮き袋がなくなり底生の成体となる。カレイは概して長寿命で、ヨーロッパ産の1種 プレイスで50年、オヒョウで40年などの記録がある。
カレイは寿命が長い分、成長が遅く、大きく育てるには長い年月が必要であるため、養殖に適しているとは言いがたい。
そのため出荷サイズまでの養殖は行われていないが、親魚から採取した卵を孵化させ
、稚魚になるまで育ててから放流する試みが行われ、種類によっては一定の成果を得ている。
マツカワなどは近年養殖が行われている。
白身が美味で、食用にする。日本では、刺身、寿司、煮付け、焼き物、揚げ物などさまざまな料理に用いられる。
また冬のカレイ、特に産卵前の時期のメスは大きな卵巣をもっており、
子持ちガレイと呼ばれ、甘辛く煮付けたものが日本の冬の味覚として好まれる。
干物、特に一夜干しもよく行われる。多くの魚が頭を左に配膳するのに対し、頭を右に配膳する珍しい魚でもある。
京都では福井県の若狭地方で水揚げされて一夜干しにされた笹かれいが、京都を代表する食材の一つとなっている。

マコガレイ

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