ヌカエビ

ヌカエビ(糠蝦)は、十脚目ヌマエビ科に分類されるエビの一種。
日本固有種で、近畿地方以北の本州北部のみに分布する純淡水生のエビである。
日本では同属種ヌマエビとの間で分類の混乱があったが、本種は「ヌカエビ」と
「ヌマエビ大卵型」あるいは「ヌマエビA型」と呼ばれていたものが同一種としてまとめられたものである。
河川・湖沼・池等の淡水域に生息する。
流れが無い、または流れが緩い区域で、水草の間等に潜む。
食性は雑食性で、主に藻類やデトリタスを食べる。和名の由来には諸説あるが
「糠を餌にして捕えられるから」という説もある。産卵期は春-秋で、メスは交尾後に
長径約0.75mm・短径約0.5mmの楕円形の卵を最多400個ほど産卵する。
卵から孵化したゾエア幼生は淡水中で成長する。
淡水域のみで繁殖できるため、カワリヌマエビ属諸種 Neocaridina やスジエビ
 Palaemon paucidens と同様に本来の分布域でない地域に持ち込まれ、分布を広げる可能性もある。
類似種にはヌマエビ、ミゾレヌマエビ Caridina leucosticta、カワリヌマエビ属、
スジエビ等がいるが、ミゾレヌマエビとミナミヌマエビは眼上棘と外肢が無いこと、
スジエビは脚が長くて体に黒い横縞模様があることで区別できる。
ヌマエビは同属種だが、本種より額角の鋸歯が多いこと、複眼より後ろにも鋸歯があること、
本州では南部のみに分布し、海につながった河川のみに生息すること、
抱卵メスの卵が小さくて多いことで区別できる。
他のヌマエビ類と同様に、アクアリウムにおける飼育対象、あるいは釣り餌に利用される。
また農薬等への耐性が低いこと、飼育や繁殖が容易であることから、
毒性学における毒性試験(バイオアッセイ)にも用いられる。

ヌカエビ

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