ナメクジウオ

体長3 – 5センチ程度で、魚のような形態をしている。
体色は半透明。
背側と腹側の出水口より後方の縁はひれ状にやや隆起してひれ小室と呼ばれる構造が並び、
それぞれ背ひれ、腹ひれと呼ばれる。後方のひれ小室を伴わない部分は尾ひれとして区別される。
心臓はもたず、一部の血管が脈動することで血液を循環させている。

頭部から尾部にかけて、筋肉組織でできた棒状組織である「脊索」をもつ。
多くの脊椎動物では、発生過程において脊椎が形成されると「脊索」は消失するが、
ナメクジウオは生涯にわたって「脊索」をもち続ける。

かつては食用とされた。

カンブリア紀のバージェス動物群(5億1500万年前)のひとつとして発見されたピカイアがナメクジウオによく似ていると言われる。
そのため、これが脊椎動物のもっとも古い先祖と言われたこともある。
しかし、それよりやや前の澄江動物群から発見されたハイコウイクチスが当初は頭索類ではないかと言われたが、
頭に当たる構造が確認されたことで脊椎動物と考えられるに至った。
したがって、それらの系統の分岐はさらに遡ると考えられる。

Branchiostoma_lanceolatum

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