ストロマトライト

ストロマトライト( stromatolite)は、藍藻(シアノバクテリア)類の
死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のことである。
特に、内部の断面が層状になっているものを指す。
化石となったストロマトライトは、世界各地で発見されるが、
現生のものはオーストラリア・シャーク湾(ハメリンプール)や
セティス湖(英語版)など、ごくわずかな水域のみで発見される。
藍藻類は原始的な細菌で、過酷な環境でも生息できる。
ストロマトライトは、海水域・淡水域の両方、地球上のあらゆるところにあった。
また、最古のものは約35億年前といわれたが、これは今では否定されている。
確かなストロマトライトでもっとも古いものは約27億年前のものである。
先カンブリア時代には世界各地に存在し、地球に大量の酸素を提供したとされる。
しかし、先カンブリア時代末期(6億 – 8億年前)に、その数は大きく減少した。
理由としては、ストロマトライトを餌にする生物が出現したためと考えられている。
ストロマトライトが現生するオーストラリアのシャーク湾や
メキシコのクアトロシエネガスは、砂漠に囲まれた閉鎖的な海域である。
水の蒸発が激しく、潮流が緩いため、外海の海水よりも塩分濃度が高い区域が存在し、
その海岸部にストロマトライトが並んでいる。塩分濃度が高いため、
藍藻類の捕食者となる貝類や甲殻類のみならず、他の生物もほとんど生息できない。
よって、ストロマトライトは現在まで残り、成長を続けている。

Stromatolites

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