磐城農業高校の米が日本一に輝く

ホテルのご近所さんである磐城農業高校が、第８回「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストｉｎ庄内町」の決勝大会の高校生の部で、
磐城農業高の「コシヒカリ」が最高賞の最優秀賞金賞に輝き、受賞報告会が８日、同校校長室で行われた。
同コンテストは、庄内町やＪＡなどで組織する実行委員会が主催。消費者の求める安全安心でおいしい米づくりを全国に発信することを目的に、〝不世出の名品種〟とうたわれ、コシヒカリなどの人気米のルーツ「亀の尾」発祥の地・庄内で開催している。
同校は３年ぶり２度目の予選突破を果たし、決勝進出。全国６校が出場した決勝大会は11月29日、山形県の庄内たがわ農協新余目支所２階大ホールで開かれた。　「うちの学校のお米を全国にアピールしたい」。出品した米をつくった作物専攻班の女子生徒７人を代表し、小野梓さん（３年）が決勝の舞台に赴いた。　小野さんは３年前、震災の逆境にも負けず、同コンテストで２位相当の優秀賞に輝いた先輩たちにあこがれ、同校への進学を決めた。賞状を手にした瞬間、小野さんは「決勝に来られただけでも十分なのに、まさか１位になれるなんてビックリ」と感激。表彰式終了後、米づくりの指導をしてくれた川崎明洋実習教諭と同じ班の平間稚菜さん（同）に電話で朗報を伝え、高校日本一の喜びと感動を共有した。　同校によると、来年は現在の２年生８人が作物専攻班を希望。うち男子生徒が２人おり、連覇に向けて、気合十分だという。
小野さんは「優勝した自分たちの米よりいい米がつくれるよう、頑張ってほしい」と伝統を後輩に託した。
（いわき民報より）