カメハメハ2

カメハメハ軍の装備

1789年冬、アメリカ人メットカーフ親子が率いるエレアノラ号とフェアー・アメリカン号が
ハワイ島を訪問した際、トラブルにより100人余りの島民の命を奪う事件が起こった。
これに恨みを持った首長カメイアイモクは「フェアー・アメリカン号」を1790年3月3日に襲撃した。
息子のメットカーフは海に突き落とされて死に、乗組員のアイザック・デービスが1人だけ生存した。
息子の死を知ったメットカーフはジョン・ヤングを残して出航した。
カメイアイモクの振る舞いに激怒したカメハメハ1世は、すぐデービスとヤングを保護し、自分の軍事顧問として遇した。
それ以来カメハメハ1世は火器と火薬の調達にいそしみ、火器の使用法や管理法に習熟した白人の顧問を迎え入れた。
1804年には、600挺のマスケット銃、14門の大砲、40門の旋回砲、6門の小型迫撃砲を保有するに至った

カメハメハ大王像(ハワイ島ヒロ)

カメハメハ大王像(ホノルル)
カメハメハ1世の像は、現在ハワイ州内の3箇所にある。
最も有名なのは、ホノルルのダウンタウン、アリイオラニ・ハレ(ハワイ州最高裁判所)にある像である。
この像は、「キャプテン・クックによるハワイ発見100周年」を記念してイタリアで造られたが、
輸送の途中海に没したため、再度造ったもの。
左手の槍は平和を象徴し、掲げた右手はハワイの繁栄を表している。
なお、後の1体は、生誕地であるハワイ島北部のカパアウにある。
この2体のバージョンと違う像がハワイ島のヒロにある。
カメハメハ大王像は、そのミニチュアがハワイの土産物になり多くの土産物屋で売られているなど、日本でもよく知られた存在である。

日本における知名度

1976年にNHK『みんなのうた』に採用された童謡「南の島のハメハメハ大王」
(旧題:「ハメハメハ大王」、作詞:伊藤アキラ、作曲:森田公一)に登場するハメハメハ大王は、
(作詞者の伊藤によると)カメハメハ大王の“友達”という設定になっている。
元プロレスラーのキング・イヤウケアはカメハメハ王朝の末裔であり、
インディアンの首長の末裔(とされていた)ブル・ラモスとのタッグチームは
王族同士のコンビとして「ザ・タイクーンズ」と命名され、1970年代に全日本プロレスで活躍した。
2004年の日本ダービーを勝ったキングカメハメハは、この王にちなんで名づけられた。
漫画『キン肉マン』に登場する超人プリンス・カメハメや漫画『
ドラゴンボール』に登場する必殺技「かめはめ波」は、この王にちなむ

銅像