原英莉花がステップ2戦で2勝目

反撃のキッカケは310ヤードドライブ

日医工女子オープン最終日◇6月2日◇八尾カントリークラブ（6,412ヤード・パー72）
4打差を追う展開で突入した最終9ホール。圧巻は325ヤードの11番パー4。
ドライバーを振り抜いた原のボールはグリーン手前に着弾。
残り18ヤードをジャンボこと尾崎将司から譲り受けたウェッジでねじ込みイーグル。

圧巻の猛チャージ

後半だけで1イーグル・4バーディ・1ボギーの5アンダーをマークしトータル8アンダー。
上位グループは失速し、気づけば3打差をつけて圧勝。ステップ開幕戦に続き出場2戦で2勝目を飾った。
原といえば師匠のジャンボを尊敬してやまない、ジャンボガールズの代表格。
最近では田村亜矢などもジャンボ邸を訪れては教えを受ける。

この日の快進撃を支えたのは間違いなくこのチップインイーグルだが、
このホールで見せた300ヤードを越えるビッグドライブも原の大きな魅力。
そのスケールの大きなゴルフで今季はレギュラーツアーでも500万円以上を稼ぎ、
第1回リランキング以降のレギュラー出場権をほぼ手中に収めている。
「レギュラーツアーでも優勝争いに加わって、そこで自分がどうなるのか経験してみたい」と、
すでに気持ちは7月以降のレギュラーツアー制覇に向いている。

プロフィール

名前：原英莉花（はらえりか）
生年月日：1999年2月15日
出身地：神奈川県
血液型：O型
身長：172cm
体重：57㎏
所属：葉山国際カンツリー倶楽部
勝みなみ、三浦桃香らとともに”黄金世代”の一角を担う。
恵まれた体格を武器にドライバーの平均飛距離は250yd。
2015年から尾崎将司の指導を仰ぐ。目標の選手は同じく高身長のミッシェル・ウィ。
ルーキーイヤーの2018年に国内女子下部ステップアップツアー開幕戦「ラシンク・ニンジニア／RKBレディース」で
プロ初優勝を遂げた。同年6月の「日医工女子オープン」で下部ツアー2勝目。