20Mar
東日本大震災で被災したいわき市の勿来工高の工業化学科三年高木俊博君(18)が難関の国家資格「公害防止管理者」に合格した。
県内の高校生が合格したのは7年ぶりで、高木君だけだった。
【写真】難関を突破した高木君(中央)と根本校長(左)、池田教諭
公害防止管理者は法律で製造業や電気、ガス、熱の供給業を営む工場に配置が義務付けられている。ばい煙や汚水、騒音、ダイオキシン類などを発生・排出す る施設ごとに選任され、公害防止の重責を担う。高木君が合格したのは公害防止管理者の水質関係第四種で、汚水排出量が1日1万立方メートル未満の工場に不 可欠な有資格者。受験者の大半は現場経験を経た社員という。
高木君は同市錦町在住で、昨年3月の東日本大震災と4月の巨大余震で自宅が半壊し、学校も大きな被害を受けて実習棟での授業を余儀なくされた。
二年生までに甲種危険物取扱者など数種類の国家資格を取得しており「化学系の仕事に就きたかったので、震災に負けず、さらに上の資格を目指そうと思っ た」と難関に挑戦。同科の池田光治教諭らの指導を受け、勉強に集中した。「資格を生かして地球環境に優しい技術者になりたい」と夢を描く。
根本和次校長は「困難な状況でも、やればできることを証明してくれた。後輩の大きな励みになる」とたたえた。
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