3Jan
福島県郡山市にある、尚志高校が神奈川県代表の桐光学園を破って、初のベスト8進出だ!
後半24分に3点目を失ってリードを許しても、尚志の選手は誰も下を向かなかった。後半33分に同点に追いつくと、PK戦では4人全員が成功させて桐光学園を撃破。東日本大震災で苦しむ地元の福島県を勇気付ける初のベスト8進出だ。
昨年3月11日に発生した震災によって、チームは崩壊の危機に陥った。
福島第1原発事故の影響で、親元を離れて暮らす選手は仲村監督が実家へ送り届け、新1年生からは入学辞退が相次いだ。監督も「身の振り方を考えた」と振り返る。
4月に練習を再開しても選手を心配する家族から電話が殺到し、「『やめてもらっても構いません』としか言えなかった」と監督。しかし選手はあきらめなかった。退部者を出さなかった2、3年生に「全国制覇を目指しましょう」と訴えられ、指揮官の迷いも消えうせた。
チームの結束はかえって強まった。PK戦で2本を止めたGK秋山は「できるだけ長く、このチームでプレーしたい」と願い、2点目をアシストしたMF山岸も「苦労したからこそ、ここまで来られた」と仲間との絆を強く感じ取っている。
2日夜のミーティングで震災の映像を見た。チームと地元が悩み、苦しんだ10カ月間が改めて思い出された。「諦めないで頑張る姿を見せられたら福島県も元気が出る」と監督。途方もない困難を乗り越えてきた尚志の戦いは続く。
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