30Aug
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福島県いわき市の小名浜港に29日、気仙沼沖で捕れたカツオ18トンが初水揚げされました。カツオの初水揚げは例年なら4月下旬ですが、福島第1原発事故の影響があり、東日本大震災後、漁船が小名浜など福島県内の港に魚を水揚げしたのは初めて。
カツオを水揚げしたのは福島県旋網(まきあみ)漁協所属の第22寿和丸(305トン)。カツオは2.5~4キロの中型と1キロ未満の小型が中心だったものの、魚市場は大きな声が飛び交い、5カ月半ぶりににぎわいを取り戻してました。
競りは行わず、市内の仲買業者数社が全量を買い上げた。主に県内の小売店に販売するという。一部は放射性物質を測定するサンプリング調査に回された。
仲買業者さんによると、小売店に商品として並べる際、水揚げ港に加え漁獲場所も示して消費者に安全性をアピールする。
寿和丸を所有する酢屋商店(いわき市)の野崎太取締役は「風評被害の影響はあるが、やっと地元に揚げることができてうれしい。これからも水揚げを続けたい」と話した。
福島県内では震災と原発事故後、沿岸漁業を自粛している。カツオ漁などの沖合漁業は水産庁が示した安全海域で操業しているが、6月に予定した小名浜港への初水揚げは風評被害で買い手が付かないとして中止されていた。
原発事故後、小名浜など県内の港に水揚げされたのは、いわき海星高がハワイ沖の実習で捕ったマグロだけだった。
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